魔法を使うジョブは、やまびこ薬を携帯するのが常識です。
万一静寂状態になった時、回復できなければ致命的だからです。
かつてレベル上げでアンティカを相手にした時は、多くの後衛のふところが傷みました。
昔よりも万能薬の店頭販売価格が下がったこともあり、万能薬を携えている人も多いでしょう。
いざというときに麻痺を自分で治せるのは大きいですからね。
メナスインスペクターでパナケイアの使用を迫られる場面として分かりやすいのが、
モリマー地下空洞のボス、トヒルのスロウガを前衛が食らってしまった時です。
魔法のヘイストを上書きしてくるため、イレースで治してからヘイストをかけ直す必要があります。
しかしトヒルが炎エフェクトをまとい、攻撃力ダウン+バーンのスフィアを展開している状態だと、
イレースをかけてもスロウが治るとは限らないのです(攻撃力ダウンとバーンも治す候補に含まれ、
どれが治るかはランダム。しかもスフィア効果の2種は、治してもすぐに再び受けてしまう)。
このため、スロウは食らった本人がパナケイアを使用して即座に、確実に治す必要があるんです。
食らったスロウを放置すれば、どれだけ削る火力が下がるかは想像に難くないでしょう。
※炎エフェクトを消せばスフィアも消えますが、それはそれで別の問題が出てくるので割愛します。
現状そういう仕様の敵なので、こういう対策を取らないと勝つのが厳しいのです。
できるならこんな高価な薬を使いたくはないですが、使わないと負ける可能性が上がるから使うんです。
メナスボスを討伐すればボス素材やメナスプラズムでギルを回収できる見込みもありますし、
薬品をケチって負ける可能性を上げるより、絶対に勝つ意気込みで薬品を使ったほうがよいでしょうに。
パナケイアの入手手段が増えて、取引価格が安くなるならありがたいですけども、
必要経費すらケチる人は相場に関わらず使いたがらないでしょうし、関係ないんじゃないでしょうか。