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  1. #21
    Player Taulink's Avatar
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    Mar 2011
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    ういんだす
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    11年間楽しく過ごせました。ありがとうございます。
    続けてこられたのは、LV上げPTの魅力だったのかもしれません。

    1番印象だったのは、最初にPT組んだセルビナでしょうか?
    TELLで声をかけられ、またはPTリーダとなって人を集めたりしてました。
    それがきっかけで友達になったり・・・
    時には暴走してしまい迷惑をかけたりもしてしまいました。
    それが1番の「勉強」にもなったかもしれません。

    あとはビジージ、カンパニエでしょうか?
    気楽にワイワイできるイベントが1番よく続けてこられました。

    しかし・・・

    ごめんなさい。最近のヴァナディールは楽しくなくなりました。
    このスレを見てから何で続けてきたのかと考えると・・・

    今まで「楽しい」と続けてきたことがなくなったからです。

    アドゥリンは購入してPLAYしたものの、続けてみようという気持ちがなくなってしまいました。
    もう少し続けようとも思いましたが、1ケ月以上もログインしなくなってしまい、先日課金を停止いたしました。
    やめた理由は批判の矛先になるので、ここで書くのは控えます。

    それでも、良いことも悪いことも経験したヴァナディール。
    今は「引退」ではなく、「お休み」とさせてもらいます。
    また再び戻れることを夢見て、がんばってください。
    ありがとうございました。
    (30)

  2. #22
    Player Sakura317's Avatar
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    Something special

    2005年の秋、家にADSLを引いて、「ネットゲームってのやってみようかー」って軽い気持ちで、いろいろ調べてみました。

    いろんなネットゲームがあったのですが、キャラクターを見て、ひと目で、
    「この猫娘やりたーい!」
    と思ったのでFF11選びました。

    で、FFシリーズなんでジョブシステムがあるわけですが、キャラクターを作る際、どのジョブにしようかなあと思って、調べてみて、
    「この赤いおべべ着たーい!」
    と思ったので、ヴァナに赤猫で降り立つことになりました。

    2年ぐらいやって、赤75になったぐらいで、すごい武器と出会っちゃった。
    「この気持ちを表現すると・・・ずきゅーん、って感じなの♪」(byクピピ)。
    レリック武器はいろいろあるわけですが、アナイアレーターしか目に入らなかったな。
    「絶対これ、私がもし持つとしたら絶対これ!」って思った。

    FF11には、そういう、Something special (何か特別なもの)があったと思う!

    いま、そういうのが薄くなりすぎてちょっと残念すぎる。
    FF11にしかないSomething specialは絶対あったと思うし、今それが失われつつあるのも事実だと思う。
    (21)
    FF11ブログつくってみました。
    「吾輩はミスラである」
    http://lukang.blog-mmo.com

    食べログにレビューを載せ始めました。
    「タルタルイーターの六本木ランチガイド」
    http://u.tabelog.com/tarutarueater/

  3. #23
    Player HolyBrownie's Avatar
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    Aug 2011
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    「自分はファンタジー世界で銃を撃ちたかったのでここに来ました!」

    自分が始めた理由はタイトル通りなんです。
    某本にてエル(男)が銃を構えた姿が写真で載っていまして。
    だまされた(笑)

    やっと最近になってねんがんのアナイアレイターをてにいれて、
    Lv95までなんとか育てあげ、カラナックを存分にぶっ放しています。

    既出の意見ですが
    「コンシューマ機でできる国産のMMOであり、人気シリーズの名を冠する」というのは
    初めてMMOに触れる多くの機会を作ったと思われます。
    個別に考えれば要件を満たすものはありましたが、同時に全て満たせるものはなかったように思います。

    ミッション・クエストなどのストーリー性の高さは、つかみから引き込む要因になったと思います。
    多くのNPCが背景に物語を抱えており、一般のRPGなら「ただのキャラ」たちが
    「生きて」「理由があって」そこにいる、ということを感じさせてくれたのも大きな魅力といえるでしょう。

    目的のために寄り集まっては去っていく、通りすがりの人たちの中に、
    やがて別れがたい人たちができ始めることも続ける・引き留める要因になっていたことは確かでしょう。
    そして築き上げてきたものがあるからこそ、今ここに自分が居るわけです。
    他のMMOも行ったりしましたが「何か違う」「何だか肌に合わない」と感じて戻ってきたことも何度か。

    今はログインしていなかったフレや仲間たちがふとログインしたときに「おかえり」と言えるように、
    自分しか表示されていないLSを身に着けて鞄を圧迫しています。
    (12)

  4. #24
    Player Maccheroni's Avatar
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    Bastok
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    Elrao
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    コンシューマ機の文法をMMORPGに持ち込んだ事、ですかね。
    コンシューマの雄、ファイナルファンタジーで再解釈すると、MMORPGはこうなる。
    それがハッキリと見えていた点が、私は好きでした。

    ゲームパッドで基本操作完結。キーボードはチャット用。
    パッド操作から表示されるダイアログに対して行わなければならない決定機能がマウスのみに割り当てられたりしない。
    キーボードに割り当てられた必須機能が多すぎてパッドには割り当てきれない、なんてことがない。
    最高です。

    充実したシナリオと演出。
    狭いダイアログに長々とテキストを表示して終わりにならない。
    説明臭い地の文はないが、見せ方にこだわりを感じさせるイベントシーン。

    決して安っぽさを感じさせないグラフィックデザイン。
    走ってる姿がちゃんと走ってるように感じられる。
    種族別だけでなく性別でも違う動きがついている。
    違和感無くダイナミックに動く素晴らしいモーション。

    あとは、割と独りぼっちで緩やかで希薄な人間関係しかなくても、十分に楽しめた点とか。
    いまだに全てを満たす代替品が見つかりません。
    (14)

  5. #25
    Player Edearka's Avatar
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    開発側で提供してくれたものとしては、やっぱり世界観や設定にエリアの作り込み、最高のBGM
    それと他のオンラインゲームには無い明確なストーリーがあったことが大きいのではないかと思います。

    それまで外国産MMORPGをいくつも経験し、FF11を始めてからも同時進行で、またはどちらかを休止しつつ
    かなりの数のオンラインゲームを遊んでいる知人も、FF11のそういった部分をとても高く評価しており
    「FF11は自分がゲームを楽しむプレイヤーではなく、その世界に生きる冒険者になっているように感じられた」
    「オフラインゲーム的な ストーリー 要素まで自然に溶け込んでいて魅力のひとつになっていた」
    というようなことを言っていました。自分もほぼ同じ印象を持っています。11年経ってもしっかりと
    「ファンタジー」し続けているのも、どちらかというとシリーズ序盤のFFが好きな自分には嬉しいところ。

    一時期の自分なんて特にやることがなくても毎日ログインしてましたし、目的もなくただ適当なエリアを
    ふらふらし、チャットしていただけでその日の冒険(?)は終了!なんてことも結構ありましたが
    それもただ世界を歩いているだけで楽しい、チャットしながら何かを見ているだけで楽しい
    魅力的な世界があったからだと思います。LSやフレンドに異常に恵まれていたのもでかいですが。

    あとは国内の家庭用ゲーム機初のMMORPG、しかも「FF」の名を冠するタイトルということで
    オンラインゲーム初体験の人が多かったのも、自分にとっては大きかったと思います。
    全体的に手探り感が強く、世界の作り込みも物凄い。あれだけの人間が冒険しているにも関わらず
    先が見えない、底が見えない、広がり続ける世界。と、世界観などの部分以外でもある意味冒険者的な
    そんな感覚がプラスされていたのも効いていたんじゃないかなぁと。大人や経験者の多いタイトルだと
    愚痴も感動も、なんだかちょっと落ち着いたものになってしまうんですよねw

    その辺アドゥリンエリアは、レイヴを入れる都合もあるのか、多数の小部屋と小道だけで構成されていたり
    開けているように見えて実際はそうでもなかったりするエリアが多く、足止め要素も存在するため
    新しいエリアにたどり着いた時の感動やワクワク感がかなり小さくて、ちょっと残念です。

    コロナイズレイヴの仕様や設定を考えると、難しい部分もあるとは思いますが、昔のような
    だだっぴろくて、景色が作り込まれた、ある程度自由に散歩もできるし攻略とは関係ない発見もあったりする
    エリアもまた追加されるといいなぁと思っています。できれば空や海のような到達点的な存在ではなく。
    (9)

  6. #26
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    Quote Originally Posted by Siegmund View Post
    11周年記念○○が進行中ですが、真面目に11年間続いた理由をプレイヤー視点で語ってみませんか?
    もちろん、アドゥリン以降のVUに対するアンチテーゼとして立てた側面もありますが、
    「古い」MMORPGであるFF11の良さを検討してみるのも次の11年にとっては有用かと思います。

    私は、深い世界観とそれを元に語られるミッション・クエストの存在が理由の一つではあったと思います。

    FF11サービス開始当時、他のMMORPGとは一線を画していたのが、ミッション・クエストの存在でした。
    「一応のエンディング」があるMMOはありませんでしたし、連続クエの中には秀逸なストーリーも数あります。
    ミッションや連続クエストを楽しみに続けてきたプレイヤーも多いのではないのでしょうか?

    ハイエンドコンテンツばかり追っている最近のFF11ですが、
    深い世界観を持ち、物語を語る道具として優秀であることは、忘れて欲しくないと思います。
    同感です。ミッション・クエストがあったからこそ、思い入れを持ってこれた。

    アビセア以降はストーリーが弱い。
    延命処置を施されまくったコンテンツだけが浮いてる感じ。

    おもしろいコンテンツ+おもしろいミッションクエスト。
    これは両輪ですね。どちらが欠けてもダメだと思います。
    (9)

  7. #27
    Player NODOCA's Avatar
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    Mar 2011
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    Liela
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    ありがとうウェルカムバックキャンペーン^^

    みなさん、こんにちは^^、開発さん、お疲れ様です(o・ω・o)ゝ。

    XBOXでプレイしていましたが、実家から戻ると、なぜか起動せずご臨終に;;、新生14の開始もあり、あらたにPC版を買う余裕も無く、そのまま引退状態でしたが、この度新たにPCクライアントも落とせるようになり、
    INしてみる事にしました^^。

    その感想は、、、まず過疎化が厳しいという事と、地味にいろいろ便利になっているな、という感じでした^^。アドゥリン前に引退したので、まだアドゥリンエリアに行っていませんが、3国と周辺は本当に寂しい;;。
    地味に便利になっている部分がとても良いので、もう少し早くやってもらえたらと悔やまれます;;。

    妹がやっていた新生14も、コアゲーマーしか付いて来られないハード仕様で、まったり派のうちの家族は、全員あきらめムードです^^;。レガシー2万人→新生230万アカウント→数年後又レガシー2万人のみとかにならない事を祈っておりますです^^;。

    お陰で14に行った人間も、今回のキャンペーンでチラホラ見かけ、せめてPS4辺りで出来るようになれば、
    FF11も少しは人数が戻るのではと^^。みなさんのマイ・ヴァナディールが又復活しますように^^


    フレさんから、前回読んだよ^^。又読ませろとリクエストを頂いたので^^、長いので、折り畳み。

    FF11アンソロジー小説”にゃ~たるヒーサの大冒険”から抜粋、
    (一部ヴァナディールには無いお酒の表現がありますが、モルボルさん、ご容赦を_(._.)_)

    南サンドリア、レンブロア食料品店では、近くの主婦たちの集う夕方の混雑を終えて、
    店員達も売り切った商品の補充や在庫の確認、翌日の発注分の準備に追われていた。

    「フ~、サンドリア小麦の在庫は良し、、、お?、伯爵様、いらっしゃるのは今日か?、
     店員A、この注文伝票の商品は揃ってるな?。」

    店主のエレゼン、レンブロアが注文伝票の束から一枚抜き取り、古参の店員Aにかざす。

    「はい?、ああ^^、いつもの伯爵様の御注文ですね。揃えて箱詰めしてあります^^。
     あとは例のワインだけですが?。」

    「そうか^^。倉庫から出しておいてくれ。もう、そろそろいらっしゃるはずだ^^。」

    「了解です^^。店員B、ちょっと手伝って、昨日の荷物を倉庫から出すわよ^^。」

    店員達が一階の倉庫から肉やチーズその他食料品の詰まった幾つもの箱や小型のワイン樽を
    運び出す。その時、店の扉が独りでに開いた。倉庫の入り口から接客スマイルで振り返る店員B、

    「いらっしゃいま・・・・?」

    だが、開いた扉の向こうには誰もいなかった。「アラ?。」思わず首を傾げる店員B。
    閉めようと扉に一歩近づいた時、ゴオッという音と共に一陣に旋風が店内を吹き荒れた。
    「キャッ!」思わず両手で顔を庇う店員B、風は一瞬で駆け抜け、恐る恐る目を開けた

    店員Bの前に、いつの間にか、1人の紳士が立っていた。
    これから舞踏会に行くような夜会服を身の纏い、背には煌びやかで一目で上等と判るマント、
    おもむろに被っていた羽付の優雅なつば広帽子を取ると、50代とおぼしき壮年男性の顔が
    現れた。キチンと撫で付けられた髪、整えられた顎鬚が似合う、なかなかにダンディな面構え、
    それだけで城に飾られる一服の絵画になりそうな見事な有り様であった。

    「やあ、お嬢さん、良い夜だね^^。」

    「あ・・・はい(●^o^●)。」

    いきなり目の前に現れたチョイ悪風イケメン紳士に思わずボ~となる店員B、そこへ、
    オーナーのレンブロアが慌ててカウンターを出て、出迎える。

    「これはこれは伯爵様^^、ようこそお越しを!、お待ちしておりました^^。」

    「おお、ご店主、注文の品は揃っておるかな?^^。」

    帽子とマントを店員Bに渡しつつ、伯爵様と呼ばれた中年紳士がレンブロアに、
    にこやかに尋ねる。

    「はい!、もちろんでございます^^。今運び出しているのが伯爵様のご注文の品で。」

    「おお^^、さすが、サンドリア一の商売人レンブロア商店、仕事が速いな^^。」

    「恐れ入ります^^。もう出し終わりますので、いま少しお待ちを^^。あと、、、
     一つお試しいただきたい品がございまして^^。」

    「ほう?、レンブロア殿お勧め品か?。楽しみな事だ^^。」

    「ただいま、ご用意いたします^^。どうぞ、こちらへ^^。」

    伯爵を奥のカウンターテーブルへ案内する店主、そこへ店員Aが店の奥から一本のワインと
    冷やしたグラスをトレイに載せて持ってくる。店主自らグラスに半分ほど注ぎ、伯爵に手渡す。
    グラスを受け取った伯爵、まず明かりにかざして色あいを確認、そしてグラスの中の白ワインを
    クルリと回して香りを確かめ、おもむろに一口含む。

    「ふむ、、アップルワインか、新鮮なフルーティーな香り、適度な酸味と甘み、若い酒だが、
     なかなか味わい深い!^^。」

    「はい、去年はりんごの当たり年で、かなりの農家が自家製ワインも作りました。その内、
     良い出来のもののみを厳選して仕入れました^^。
     普段お召し上がりの年代物とは、比べられませんが、食前酒等にいかがかと?^^。」

    「うむ、なかなか悪くない^^。5ケースほど追加で貰おうかの^^。、、、ときに、
     先程から香る、この良いにおいは?^^。」

    「ありがとうございます^^。おお!、これはヒーサちゃんですな^^。冒険から昨日戻りまして、
     良い食材も見つけてきたらしく、明日、久々に”美味すぎるヒーサ亭”を開けるそうでして、
     今仕込みの真っ最中かと^^。お~い!、ヒーサちゃん!、懐かしい方が、お見えだよ!^^」

    階上に向かって店主が叫ぶと、階段の踊場にヒョコっと顔を出すタルタルの少女。

    「おお^^、ヴュリトラ叔父ちゃん、いらっしゃい!((ヾ(o´▽`o)ノ))デス~。」

    「久しぶりじゃな、ヒーサちゃん^^、相変わらず元気そうで何より^^。」

    タルタルの白魔道士ヒーサは、不定期だが”美味すぎるヒーサ亭”というテイクアウト専門の
    レストランをレンブロア食料品店の2階を間借りして開店する。冒険先で見つけてきた美味しい
    食材をベースにオリジナルのレシピで作る料理は近所で評判で、売り切れ御免なので、開店当日は
    近くの主婦や常連(某謎の傭兵王子様も常連の一人)が列を作り、ちょっとしたお祭り騒ぎとなる。

    「ちょうど、新作の大羊の煮込み入りパイが焼きあがる所デス^^。お味見どデスか?^^。」

    「おお^^、新作とな!、それはありがたい^^、ぜひともいただこう^^。」

    「アイアイ~^^。少しお待ちを~デス^^。」

    まもなく円形に焼き上げられた直径20cmほどのパイが、伯爵の前に出される。パリパリと音を立て
    オーブンから取り出されたばかりと判る。辺りにバターと香辛料の香ばしい香りが広がり、食欲を
    そそられる。

    「どぞ~デス^^。」

    「うむ^^、これは美味そうな匂いだ!、いただこう^^。」

    添えられたナイフで切れ目を入れると、トロリとしたブラウンのソースの中から、大振りの羊肉が転がり
    出て、にんじんやキノコが続く。よく焼けたパイ皮と共に肉をほうばる伯爵様、ゆっくりと味わうように
    咀嚼、ごくりと飲み込んで、先程のワインを一口、その顔に満面の笑みが浮かぶ。

    「おお、この肉のとろける柔らかさ、香辛料の使い方が素晴らしい!、あの大羊の硬い肉を、良くここまで
     仕上げたものだ^^、濃い目の味付けに、このワインが又抜群に合う^^。ヒーサちゃんや、さすがだ!」

    「おお~、ありがとうデス^^、ヴュリトラ叔父ちゃんのお眼鏡に適ったのなら明日も満員御礼かも^^。」

    「うむ、仕込み途中で悪いが、大至急20ホール程頼めるかな?、ぜひとも持ち帰りたい^^。」

    「アイアイ~^^、毎度ありがとうございますデス^^、すぐ焼き上げるので、飲みながら待ってて
     くださいデス^^」

    ヒーサは、物欲しそうに伯爵の手元を見つめていた店主のレンブロアにも一皿出して、2階の厨房に駆け戻る。
    伯爵様と店主がパイを肴に、ワインを一瓶空けた所で、ようやく20ホールのパイが焼きあがり、すべての荷物が
    揃った。荷車一台分にもなりそうな荷物の山の前で、

    「ご店主、世話になった^^、次回の注文は又蝙蝠便で届けさせるので、よろしく頼む^^。」

    そう言って、皮製の小袋をレンブロアに渡す伯爵様、掌で押し頂くレンブロア、小袋は中身の金貨と宝石で、
    ズシリと重い。

    「はは!、お待ち申し上げております^^。又御贔屓に^^。」

    「ヒーサちゃんや、近い内にニドヘグの奴が山の温泉にリューマチの湯治に来るそうなので、良ければ会いに来てやっておくれ^^。」

    「おお^^、ニドヘグじじさま、動けるようになったデスか?、良かったデス^^、お弁当いっぱい作って持って
     いくデス^^。あと、温泉でお背中流してあげるデス^^。」

    「はっはっは^^、それは、ニドヘグも喜ぶだろう^^。では、、皆のもの世話になった!、さらばだ!^^。」

    伯爵の豪華なマントが翻り、小山のような荷物を被い尽くすと共に一陣の旋風が巻き起こり、入り口の扉を押し開ける。
    旋風は一瞬で過ぎ去り、町の上空を巨大なものが飛び去る気配があった。

    「店長・・・・あの方って・・・(@_@);」

    呆然と見送る店員B、もう慣れた様子でさっさと仕事に戻る先輩店員A、店員Bの呟きに振り向くレンブロア、

    「ああ?、そういえば前回は仕入れでいなかったから、お会いするのは初めてだったか?、あの方は、、、」

    内緒話をするように店員Bの耳元に口を寄せる店主、

    「、、、王墓ランペールの主、黒龍侯、ヴュリトラ伯爵様だ、、、」

    「ええっ~~~?(@_@);」

    目を丸くする店員B、畳み掛けるようにレンブロアが、

    「古代龍族(エンシェントドラゴン)で人間より遥かに賢く、龍魔法で姿も自由自在、そして、、、金払いも、
     そこらのへっぽこ貴族様より剛毅だ!。うちの大事な上得意様だから粗相の無い様にな^^。」

    「わ、わかりました^^;、しかし、、なぜ伯爵様なので?」

    「、、、私も詳しくは知らんが、何代か前のサンドリアの姫君をお助けして、爵位を授与されたそうだ^^。」

    「、、、そういえば数百歳?なんですね^^;、凄い(@_@);。」

    「ご機嫌を損ねると、、、ワインの肴として君が皿に並ぶ事になるかもな(ーー);。」

    「そんな~、(*_*;」

    「わはははっ、冗談だ!、あの通り、中身はそこらの貴族様より余程貴族としての矜持と誇りがある方だ^^。
     それにヒーサちゃんのお友達だからな^^。心配はいらん^^。先程判ったと思うが審美眼も味覚も超一流だ!、
     当店の信用に掛けて、うっかりした品物は納品できん。王城御用達並に品物には気を配るようにな?^^。」

    「はい!、了解しました!。」

    ビシッとサンドリア式敬礼をする店員B、サンドリア七不思議の一つ、月に一度、闇夜に巨大な何かがサンドリア上空を行き来するというのの、これが真相であった。
    (5)
    Last edited by NODOCA; 09-16-2014 at 09:17 PM. Reason: ごめんなさい^^;、うまく畳めてない;;

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