特にJPプレイヤーの間では特定の分野で「一番でないと出番がない」風潮がいまだに強いので、物理攻撃能力が二流ではまるで出番がなくなってしまいかねません。
暗黒騎士の火力を維持することは明言されていますし、ジョブコンセプト通りに「ハイリスク」と引き換えであるなら問題ないはずです。
どのジョブもコンセプトに沿った個性があるべきですし、そうでなければ余計に「一番以外いらない」風潮に拍車がかかるだけになります。
※特定の戦術だけを助長するような余りに尖り過ぎた能力は他ジョブの出番を奪いかねないので、新SPアビも含めて慎重な調整が必要にはなるでしょう。
ただ現状の暗黒騎士はアタッカーとしての総合力に秀でている(火力・暗黒魔法・無属性攻撃手段・サポートジョブの自由度の高さ等)ので、他前衛がその面で追いつかないと魔法面での能力追加は難しいかもしれないですね。
比較しやすいので「両手武器アタッカー」という括りで語らせて頂くと、侍の場合は他前衛にはない遠隔攻撃手段(ただし実用レベルなのはレリックのみ)があり、WSのみとはいえ無属性攻撃手段もできました。
いずれ入手難易度の高い装備に依存した能力なのでハードルの高さでは暗黒騎士とは大きな開きがありますが、それでもジョブの動きの幅という面では恵まれているほうだと思います。
戦士は火力面(SPアビ使用時の瞬間火力ではなく継続的な火力)・動きの幅という面でもう少し強化してもいいのではないでしょうか。
その性質上クリティカルにはどこかで歯止めをかけないと手に負えなくなるのでウッコの性能を完全に元に戻すことには懐疑的ですが、レギオン天衡のようなクリティカル耐性持ちの敵オンパレードはやりすぎです。
無属性攻撃手段については否定的な意見が多いですが、前衛に持たせるとすればジョブコンセプト上は戦士がふさわしいはずなんですけどね。
竜騎士のコンセプトにある「飛竜によるパーティ支援とアタッカーとしての能力を併せて、優位な戦闘を可能にするジョブ」という文言にいたっては、飛竜すぐ落ちちゃうのにPT支援もなにもないじゃんという感想しかありません。
本当に有効なPT支援能力があるなら火力は他アタッカーと同じでなくてもいいでしょうけど、アンゴンだけでは対格上の短期決戦時しか出番がなく、火力面で優れる他前衛に出番を奪われるだけになります。
PT支援能力を充実させるのか火力面で引き上げるのか、方向性と手段を明確にしてほしいところです。
「総合的な面で比較をして、暗黒騎士との差を埋めていくジョブ調整を行う」ということですので期待しています。
ただLv差補正撤廃や敵毎の攻撃力・防御力調整などあまりに多岐に渡る調整案のため、きちんとした着地点を見出せるのか、今以上にバランスがおかしくならないかについて不安は拭えません。