松井です。
今回のバージョンアップで導入された「魔法命中スキル+」のコンセプトについて、ご説明します。
- 既存の魔命+ではなく、新たな仕組みを導入した経緯
バージョンアップ以前は、個々の武器に「魔命+」を付与することによって、
高レベルのモンスターの高い魔法回避に対応していくゲームデザインになっていました。
ただ、この仕様の場合、赤魔導士、暗黒騎士、忍者、青魔導士といった
片手棍や両手棍以外を装備する状況があるジョブを考慮すると、ほぼすべての武器に
魔命+を付与する必要性があるため、武器に付与できるプロパティの枠を1つ減らしてしまいます。
また、二刀流で両手に武器をもつことを考慮する必要があるため、片手武器に付与できる魔命に制限がかかり、
二刀流を使用しないジョブが不利になってしまうため、「武器スキル+」と同じ形式を取り、
メインウェポンに装備した場合のみ効果がある「魔法命中スキル+」という
新たな仕組みを導入することにしました。
- 遠隔武器をメインとするジョブの魔法命中スキル+について
二刀流と同じく、遠隔武器とメインウェポンで二重に魔命が付与されることを考慮しなければならなくなることや、
他のジョブと仕組みを統一することによる判りやすさを考慮し、メインウェポンにのみ付与することにしました。
ただ、遠隔武器の属性ウェポンスキルなど、遠隔装備を使用したアビリティ/ウェポンスキルは、
遠隔武器に依存することが本来のルールで言えば正しいため、といった仕組みを導入できないか、技術的な問題と判りやすさの両面から検討を行いたいと思います。
- メインウェポンのウェポンスキルやサポートジョブによる魔法は、メインウェポンの魔法命中スキル+を参照
- ワイルドファイアなど、遠隔武器による属性ウェポンスキルは遠隔武器の魔法命中スキル+を参照
- 装備品ごとの魔法命中スキル+の設定基準
武器一つ一つに個別の数値が設定されているわけではなく、武器カテゴリーごとに
アイテムレベルに応じた基準となる魔法命中スキル+が設定されています。
(将来的に、基準と異なる特殊な武器を実装する可能性はあります。)
基本的に、両手剣や格闘武器といった前衛向け武器カテゴリーよりも、片手棍、両手棍といった
後衛向けの武器カテゴリーのほうが、高い魔法命中スキル+が付与されるようになっています。
また、同じ武器カテゴリー内でも、攻撃向けの「ポール」よりも魔法重視の「スタッフ」のほうが
やや高い魔法命中スキル+が付くといった、武器ごとの特徴付けが行われています。
また、サブウェポンが装備可能なことを考慮し、片手武器よりも両手武器のほうが若干ですが
高い魔法命中スキル+が付くようになっています。(二刀流を考慮しないため、本当に若干の差です。)
片手棍や両手棍といった魔法重視の武器の特徴を残しつつ、片手剣や両手剣を装備したまま、
魔法を実用的に使用できるようにするための調整とお考えください。
現在、アイテムヘルプテキストに記載が無いため、皆さんにはご不便をおかけしています。
前衛向け武器カテゴリーと後衛向け武器カテゴリーを比べると、アイテムレベル1~3の差は
埋まる場合がありますが、基本的にはアイテムレベルの高い武器ほど、高い魔法命中スキル+が付いているため、
11月のバージョンアップまでの間は、アイテムレベルを参考に装備を選択していただければと思います。