三年ほど前ですか、ようやく空に進入できるようになった頃
一番古いフレさんがkirinを倒しに行くけどどう?と誘って参りました。
この方は切羽詰っているときほど優しい口調になるので、興味は無いけど取り急ぎ現場へ向かいました。
集合場所には、たくさんのメンバーを抱えている空専門という感じのLSチームがおり、
ジョブを見渡して、なるほど今日は誰でもいいから白魔が欲しかったようです。
無事にボスを倒し、ホームへ帰還して
ああ疲れた。次は十年後でいいやと思ったら、
一週間後の同じ時間フレさんからTellが入りました。
「なにやってんの! もうみんな集まってるぞ。なんでもいいから早く来い」と云うのです。
悪いヒトではないのですが、こういう行き過ぎた親切なところがあり、よく喧嘩になっていました。
疲れるからもういいよ;また今度ね と告げると、
「知らないぞ。ネットに晒されるぞ」と心臓が飛び上がるような台詞を吐いたんです。
ボクにしてみれば、自分が頼んだわけでもないイベントに拉致されて
次回ご遠慮しただけで他人に非難されるなんて理不尽の極み。
お世話になっている義理返しにも限度があります。
お気付きの通り、晒しに怯えていたのは彼のほうです。
勝手な性格に難があるとはいえ、無闇矢鱈と他人を傷つけるようなフレさんではありませんが、
どれほど制約があるコンテンツにせよ、ここまでアイテムを欲する参加者を条件で縛り、
不安にさせるということ自体いかがなものかと感じた次第でした。
でも、彼は誰に怯えていたんでしょう?
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スレッドの中で、倉庫キャラでないと危害を加えられる恐れがあるというご意見については、
僅かですが上のような体験からお気持ちを推測させて頂いております。
個々のケースは異なっていても、正体のわからない者からまだ起きていない責めを受ける不安を抱く、
という点は同じでございましょう。
これはFFXIというより、恐らくオンラインゲームについて回る課題のひとつではないかと思います。
仮想の世界であろうともチームワークであり、さらに大きな視点では集団生活なのですから、
他人のミスを追求する行為は、なんにせよ自分だけ責任逃れしたいのだなと社会は看做します。
準備不足、知識不足を理由にされる方もおられますが、一見公の利益を論じているようで、
元が「他人の分は負担したくない」という主張に立ってはいないでしょうか。
しかし彼らは世の中に対しては、本名を名乗ると面と向かってそう言えないのです。
対峙している諸問題は多く、仮面の正体も一様ではありません。
いったい何者に、謂れの無い不安を持たされ続けてきたのか。
これをまず先に明らかにした上で、フォーラムの書き込みに制限を設けるかを論じたいと思います。